あとひと月。
こっちに来てから3カ月くらいは、実は本当に辛かった。したためてはあるが公開していないだけで、たくさんの「辛さ」が「下書き」としてこのブログに存在している。
辛さについて多くは語るまいが、とにかく辛かった時、僕は飛行機を見ては「帰りてえ」と呟いていた。facebookに逃げたし、Yahoo!JAPANのニュースに逃げた(笑)。でも、中でもとりわけ、サークルの追い出しコンパでもらったメッセージブックを眺めていた。「この居心地の良い空間に戻りたい」と、思っていた。
12月位から英語に慣れ始め、1月半ばには日本語より先に英語が出てくる程になった。
友達も出来、授業にも慣れ、居場所が見つかり始めた。
英語が出来ない悔しさと、居場所がない辛さのうち、後者が解消され、メッセージブックを眺める頻度は減っていった。
今、ふと、およそ3カ月ぶりに、メッセージブックを手に取る。
後輩と同期が、
「いってらっしゃい!」
「尊敬してます!」
「行動的ですね!」
「いつも笑顔ですよね!」
と言っていた。
餞の美辞麗句であることは分かっている。
それでも、異国で、言葉が操れず--いや言葉のせいにして--、「自分らしさ」が発揮できずくすぶっている自分に、「こんな良いところがあるよ!」と、思い出させてくれた。
あぁ忘れていた。これが僕らしさだ、と。
そして、
僕はひとりではない、と。
この一年、動けなくて動けなくて、同級生の行動力や、facebookで見る友人知人のポストに自己嫌悪ばかりだった。自分の長所なんて忘れていた。自分は腑抜けで、日本に帰りたい気持ちはあれど、誰にも合わせる顔が無いと感じていた。
久々に開いたメッセージブックに、「これがお前らしさだぞ!頑張れ!」と、背中を押してもらった気がした。
いつか会う彼らに、「『らしさ』に磨きがかかりましたね!」と言ってもらえるようになりたい。翻ってそれが、外的環境に左右されない、自分の最高の「居場所」になると思う。
自分らしく。自分らしく。まだまだ。もっと上を。
自分らしく。自分らしく。まだまだ。もっと上を。
結局、またサークルの面々に助けられた。ありがとう。