このノートでは、残る二つのセクションについて書き留めておきたい。
[スピーキング]
聞くところによると、多くの純和製日本人はスピーキングが20点位で止まってしまうらしい。僕はむしろ20点を切ったことが無かった。勿論それなりに勉強と練習を繰り返したわけだけど、一番は大学一年生の頃から国際交流サークルに入って精力的に活動していた事が理由だろう。好きこそものの上手なれ、だ。人と話すのが好きなら、自然に上達したいと思う。それを4年もやれば、まぁある程度の力はつくってことだ。
さて、そうは言っても点数が取れないスピーキングセクション。このセクションについて明らかに言える事は
英語が流ちょうに話せる
≠
Speaking Sectionで高得点が取れる
・・・・しかしそれが難しいわけなので(笑)僕の場合は汎用性の高い材料を幾つか用意していた(中国の留学生に聞いたら、彼らは「完璧な」答えを何通りも、丸々暗記して臨むらしい。僕のはそれを少し易しくした感じだ)。
例えば第一問。第一問は個人的で一般的な質問を聞かれ、15秒考えた後45秒話すというものだ。
僕は「人」に関する質問が来たら「Uncle Tom」を答える事にしていた。勿論架空の人物だ。
「国」に関する質問なら「India」。
「物」ときたら「Bat」。
「音楽」なら「Jazz」。
「年」なら「three years ago」または「when I was seven years old」。
そして、理由を聞かれたら「僕の大好きだったUncle Tomが大好きだったから(そしてUncle Tomは今は亡き人という設定)」とか「Uncle Tomがクリスマスプレゼントにくれた」とか「Uncle Tomも一緒に○○する予定だったのだけど、その時彼は病気で出来なかったから」等々。
後はこうした材料から、当日無理矢理「論理的な言い訳」を考える。
スピーキングに関する情報や問題集は、『TOEFL TEST対策iBTスピーキング』が有効だった。テイエス企画出版のシリーズは著者によって残念なものもあるらしいけど、これは個人的にはお気に入り。
川端淳司、2006、『TOEFL TEST対策iBTスピーキング』、東京:テイエス企画 |
問題の解き方としては、自宅のパソコンにヘッドセットを繋ぎ、フリーの録音ソフトを落としてくる。後はひたすら時間を正確に計りつつ、同じ問題を20回、30回・・・解き続ける。
スピーキングも最高25点だったけど、もっと留学生と抽象度の高い会話をしたり、レアジョブか何かで練習すれば、もう少し上がったのかな、とも思う。
[ライティング]
敢えて言おう。ライティングはよく分からん。笑
練習なんてしたことなかったけど24点くらい取れてたし(自慢ではない。何故なら何度受けても24点以上いかなかったからだ)、卒論も英語で書いたから、別に大丈夫っしょ、ってことで。
だから、いまいち高得点が取れる文章の書き方がよく分からない。
一応、ライティングもテイエス企画の『TOEFL TEST対策iBTライティング』を使った。
安藤新、2006、『TOEFL TEST対策iBTスピーキング』、東京:テイエス企画 |
[全体を通して]
さて、3ページに渡って僕の勉強法を紹介したわけだけど、要するに僕と同じくらい努力すれば、僕と同じくらいの点数は留学して無くたって取れるという事を伝えたかったわけだ。「同じように」ではなく「同じくらい」ってのがポイント。方法ではなく、量。僕の勉強法が肌に合わない人は、自分で勉強法を編み出した方がよっぽど良いと思うんだけど、最終的にはどれだけ練習したかが鍵になると思う。結局、語学の学習はスポーツと同じって事なんだろう。
「102点ごときで何を言ってんだこいつは」と思われるかもしれないが、まぁじゃあこれは102点取った人間の言っている事ってことで、きっと多くの人に役立つだろう←
後、とにかくスコアは早めに取るに超したことはない。12月過ぎても取れなかった時の、精神的な負担が半端ではないから・・・・・・。
このブログを見たどこかの誰かに、少しでも役立つ事を願って。
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